で，結局レンタカーと購入，どっちが得なん？

車が欲しい，でも自分は大阪市内住みだし車がなくても生活はできる．親にも車なんて維持費ばっかりかかって使わんから必要ないって言われて育った．

とはいっても月2,3回くらいはレンタカーを借りて遠出してるし，それはそれで結構な出費になっている．

そう考えるとホンマにレンタカーの方が安いんかという疑問がわいてくる．

折角なので記事にして自分の中で買うか買わないかの踏ん切りをつけようと思う．

車を所有するメリット，デメリット

レンタカーと比較して車のメリットとデメリットにどんなものがあるかを思いつく限り上げていく．

あくまでも20代一人暮らしの自分目線だから注意してほしい．

車を所有するメリット

①所有欲が満たされる（ロマン）

自分みたいな大阪市街に住んでるような人間が車を欲しくなる一番の理由はコレ．

明らかに公共交通で移動した方が楽なのに男が車を持つ理由．

車の中を弄ったり外を弄ったり，みんなに自慢したり.....俗っぽい夢が広がる．

②気軽に遠出が出来る

レンタカーでも出来なくは無いけど，やっぱり予約して乗るのと家の下に行けばあるっていう状態とでは心理的ハードルが段違い．

外に出る回数が増えればそれだけ経験にもなるし人生に彩りを添えてくれそう

人生は冒険や

③趣味の幅が広がる

世の中にはどうしても自分の車じゃないと成り立たない趣味ってのが存在する．

例えばキャンプや釣り．マイナーなところで言えばマリンスポーツなんかも車がないと厳しい．

釣りは車を汚してしまう恐れがあるし，キャンプに適した車をレンタルで借りるのはほぼ無理．

マリンスポーツは道具をほぼルーフにのせるからやはり厳しい．

多分知らんだけで車が無いとできない趣味ってのは無数に存在する．

そういう意味で趣味の幅が広がるっていうメリットはでかいかも．

車を所有するデメリット

①シンプルに金がかかる

シンプルに金がかかる．これ一択．具体的には

レンタカーでもかかる物もあるけど，こうやって並べるとやっぱり結構かかりそう．

②事故のリスク

実は乗り物においては最もリスクが高い．もちろん自分が被害者になる場合もあれば，加害者になる場合だってある．

ちなみに，日本モビリティマネジメント会議の試算によると

• 100人のドライバーのうち１人は死亡事故を起こす
• 300人のドライバーのうち1人は事故死する
• 250人のドライバーのうち１人は、「人をひき殺して」しまう

1％の確率で死亡事故を起こすっていうことを高く見積もるか低く見積もるかは個人の裁量に任せる．

定量的に出してみると日常的に車に乗るリスクってのは，小さくはないと感じる．

レンタカーと所有の比較

まずはどの自動車でもかかる固定費，つまり所有しているだけでかかる費用を考えて，その後に自分が乗りたい車でかかる個別の費用を考えていく．

レンタカーとの比較っていう便宜上レンタカーにもかかる高速代や燃料代っていうのはあえて最後に書く．

どの自動車にもかかる固定費

実際にかかる固定費は以下

税金

• 自動車税

• 重量税

月額に直すと案外安い？

自賠責

駐車場代

駐車場は自分の家の周辺の相場が2.5万円程度．やっぱりそれなりにする．

ベースコストまとめ

ここまでの内容をまとめると，30,000円程度はベースでかかってくることが分かった．基本的に駐車場代さえ安くできればそこまでお金はかからないのかもね．

購入車種ごとの変動費

ここからは購入車種ごとに値段が変わる変動費について考えていく．

具体的にここで考える変動費は以下

もちろん，自分が乗りたい車種についてしか考えないので他の車は読者への宿題とします．

元金返済方式が分からない人はググってね．まあ普通に5年で購入金額をすべてローンで賄ったって考えたらOK

TOYOTA　HILUX（ハイラックス）

でかさは正義，気分は西海岸．

街乗りを考えるとでかいしシンドイのでは？と考える人もいるだろうけど，大阪市内で乗り回してる友人曰く，別に問題ないとのこと．

自分も運転してみたけど，確かに駐車場以外は案外いける．

駐車場もバックモニターもあるし慣れたら案外どうってこともない．ただ狭い駐車場は鬼畜

というのも実は，ハイラックスは大きいように見えて幅はハイエースと変わらないくらいの幅なんだ．

商用車であれだけハイエースが使われていることを考えると，案外ハイラックスでも街乗りできる．

ちなみにハイラックスはディーゼル車で排気量もでかいにも関わらず，静穏性が滅茶苦茶高い．

同じディーゼルの車として最新型のデリカD:5にも乗ったことがあるけどそれより圧倒的に静穏性が高かった．

尚，ハイラックスは1ナンバー（自家用貨物車）となるので自動車税は年間16,000円となって安いけど，車検が一年に一回ある．重量税は7,500円（3年目～）

変動費

トータルコスト

自動車税（16,000円）+重量税（7,500円）+自賠責（11,500円）+駐車場代（300,000円）+車両購入費（900,000円）+任意保険（80,000円）+車検費用（50,000円）-リセールバリュ（450,000円）=1,050,000円

月々87,500円

SUZUKI　SWIFT Sport（スイフトスポーツ）

リーズナブルな6速MTの決定版．走る歓びとは正にこのこと．

機動性と居住性とロマンをここまで高いレベルで兼ね備えた車が他にあるだろうか（反語）

まあ乗ったことも運転したこともないんやけど（ノーマルスイフトはある）

ただ，10月に発表された新型はATのみなのでとりあえずATの仕様で計算する（多分そのうちMTも発表されるはず）

尚，自動車税は30,500円，重量税は3,700円（～3年目），5.000円（4，5年目），4,220円（年間）自賠責11,500円

変動費

トータルコスト

自動車税（30,500円）+重量税（4,220円）+自賠責（11,500円）+駐車場代（300,000円）+車両購入費（520,800円）+任意保険（70,000円）+車検費用（50,000円）-リセールバリュ（180,000円）=1,050,000円

月々64,785円

息してるだけでかかる額がコレ．ニコニコレンタカーなら308時間借りれるで．

SUZUKI　Jimny Sierra（ジムニーシエラ）

別にオフロード走らんけどオフロード車ってのはあこがれるもん．

居住性を無視してロマンだけを追求した最強のクルマ，当然買うのは5速MT

二人で乗る分にはそこまで居住性悪ないけど，四人で乗ると途端に奴隷船と化すのはジムニーの伝統芸能

ただとにかく今は納期が遅すぎる．1年待っても納車されへん．

尚，自動車税は30,500円，重量税は12,300円（エコカー減税対象外）自賠責11,500円

変動費

トータルコスト

自動車税（30,500円）+重量税（4,220円）+自賠責（11,500円）+駐車場代（300,000円）+車両購入費（520,800円）+任意保険（60,000円）+車検費用（30,000円）-リセールバリュ（210,000円）=576,300円

月々48,025円

ジムニーリセール滅茶苦茶高くてびっくりした．高い高いとは言われているけどここまでとは......

まとめ

ここまで出てきた車とその維持費をまとめると

ざっとこんな感じ．界隈では安いって言われるハイラックスですら月々9万円弱もかかるんやね．普通に買えへんやんっていうね．

最初に言った通り今回はガソリンとか高速代とかの諸費用は勘定していない．

それを勘定したら＋数万円はかかることを考えると車ってガチでぜいたく品．

ちなみにニコニコレンタカーなら対人対物無制限の保証込みで12時間2,525円でスイフトとか借りれる．

それを考えると今はパスって感じかな．正直同じ額使うならヨーロッパ旅行に行きたい．