この前ITパスポートを受けてきて,一週間程度の勉強ですんなり受かってしまったので勉強法などを解説しようと思う.
参考書を買った人には申し訳ないけど,結論から言うと過去問を500問程度やっとけば十分(2.5年分)
それだけだと流石に味気ないので簡単に解説していこうと思う.

そもそもITパスポート試験とは
公式サイトによると
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ここで重要なことはITだけの知識を求められているということではないという事.具体的には,経営に関する知識やプロジェクトマネジメント(PM)の知識も求められる.
つまり,ITパスポートという名前にも関わらず,試験自体はある意味社会人基礎力試験で非常に広範な知識が要求される.
ITパスポート突破のための勉強時間は?
ユーキャンのITパスポートを解説するサイトによると
IT知識のない人の場合は180時間、基礎知識がある場合は100時間が目安です。
ITパスポートは基礎知識がある場合は100時間の勉強が必要みたい(笑)
これは真っ赤な嘘.間違いなく教育業界特有のポジショントーク.理系ではあるものの,情報系専攻ではない自分が多く見積もっても5時間の勉強で突破できたのが何よりの証明.
そもそも前項の通りITパスポートとは名ばかりで実質は社会人基礎力試験.ストラテジ系,マネジメント系合わせて66%程度の配点があり,それらはプロジェクトマネジメントや会計知識のような明らかにIT知識とはベクトルの違った出題.
これだけITに関係のない知識が出題されるにもかかわらず,IT知識があるか無いかで勉強時間の差を峻別するのはナンセンスとしか言いようがない.
自分が勉強時間を定義するなら,
全く知識がない状態で20時間,社会人として基礎の知識がある人で10時間程度.
イメージとしては自動車免許の学科試験を少し難化させた程度と思ってもらえれば良い.
そう思ってもらえたらそこまで難しくないと分かってくれると思う.
(ちなみに投稿者は自動車学校の本免効果測定試験(学科)を二回連続で落としている)
ITパスポートの勉強法
前述のとおり,ITパスポートの範囲は非常に広範.だから体系的に学ぼうとすると間違いなく何百時間もかかってしまう.しかもパっと見ではいかにも難しそうに見えるのがIパス
しかし,問題には明らかに傾向性がある.つまり,出る問題と出ない問題がはっきりしている.
だから,合格するためには出る問題の内容だけ覚えてしまえば良い.しかも4択なので多少勉強に粗があっても6割程度は取ることが出来る.
1,過去5年分の過去問を解く
Iパスは前述のとおり”新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識”が出題される.
そのため,出題傾向の違う古すぎる問題を解いても効率が悪い.そこで,過去問道場を用いて過去5年分の問題を解きまくるのが良い.
過去問道場のリンクから過去問道場に行って,まずはアカウントを作成する
アカウント作成にはユーザーIDとパスワードしか必要ないので簡単に作成できるのでおすすめ
以下のようにおすすめ→出題開始の順にクリック
(初期設定だとクッソ古い問題まで出題されるので注意)
間違えた問題は過去問道場のチェック機能でチェックしておく
これで過去2.5年分(500問)ほど解いて間違えた問題を見直したら,まず間違いなく合格は可能.
もちろん合格を目指すなら全問完璧にする必要はなくて,大体7割くらい取れるようになったら本試験でも合格できる.
2,動画で学ぶ
一応動画で学ぶこともできる.とはいっても,過去問道場の方が効率が良いのでこちらは完全に補助となる程度だ.
自分が良く聞き流していた動画を貼っておく.
聞き流すもよし,メモを取るもよし.とは言っても,結局のところは過去問ありきだからそこのところは忘れないで欲しい.
まとめ
Iパスに合格するためには,過去問道場を用いて10時間程度勉強すれば十分.(たまに動画を活用するのも良い)
最後に自分の点数も開示しておく.一応理系とは言え5時間程度の勉強でこれだけ取れるんだから普通にやれば普通に合格できるはず.
たった253問しか解いてない.それでも余裕で合格できた.